『東京23区の人口格差』

2024年01月24日

2045年まで人口が増え続けるのは以下の6つの区のみです。

千代田区、中央区、港区、文京区、品川区、渋谷区の6つです。これらの区は2045年まで人口が緩やかに増えています。中でも比較的人口の増え方が大きいのは、中央区、品川区、文京区の3区です。これらの区は、人口減少時代にあっても人が集まり続ける魅力ある地域といえます。人口が増え続けるということは、我々の業務である、不動産価格にも影響を及ぼし、不動産価格が今後値崩れしにくいと予想されます。

 

一方、2025年から人口が持続的に減少するのは、江戸川区、葛飾区、足立区、荒川区、豊島区の5つです。5年ごとに平均約7,000人ずつ人口が減っていくと予想されます。中でも人口減少が相対的に大きいのは足立区であり、5年ごとに平均約1万人ずつ減っていく可能性があります。

 

また、2035年以降には上記以外のすべての地域が人口減少を経験することになります。この中には新宿区、目黒区、世田谷区なども含まれます。新宿区は繁華街、目黒区はおしゃれな街、世田谷区は高級ベッドタウンというイメージですが、これらの地域も人口減少から逃れることはできません。ちなみに2035年以降で相対的に人口減少の規模が大きいのは、大田区、板橋区、練馬区の3つです。これらの区では5年ごとに平均約7,000人ずつ人口が減っていくと予想されます。

 

今後は人口格差が明確になっていくでしょう!

『格差の拡大』、『格差インフレ』、『格差インフレ・バブル』といった『格差社会』がおおきく進むことになると予想されます。

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